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みゆき その2 [レトロゲーム]

今日のベストヒットUSAは良かったねぇ。
ジェフベックとエリッククラプトンのムーンリバーから始まって最高でした。
ジェフベックは今年の頭に亡くなってしまったからなぁ...さみしい限りです。

それで、気持ちが昂ってしまったので、みゆきの話しの続きですよ。
でまぁ、みゆきが好きな友達と話しをすると必ず出る話題をつらつらと書きます。

みゆきの10巻にある高校の学祭で真人と若松みゆきが主人公とヒロインを演じる話しがあるんだけど、ラブシーンのところは照明が消えて二人のシルエットしか描かれていなくて、しかも真人のセリフが「・・・」しかないから、果たして二人はキスをしたのか?ってことが常に話題になっていますが、僕の考えをここで書きますかね。

僕的には、真人と若松みゆきはキスをしていないと考えてます。なぜかというと、もしキスをしていたのであれば、その後の真人が若松みゆきとのキスを何かにつけて思い出してしまうはずだから。

鹿島みゆきとのキスを思い出すシーンが度々描かれているわけだから、若松みゆきとキスをしたとなれば、それこそ毎回思い出さないはずがないわけですよ。

この学祭の次の話しが、矢内清美の結婚式の話しで、真人は夢の中で自分の結婚式のキスシーンの夢を見るわけなんだけど、相手の顔は描かれていません。
このシーンから見ても、真人は若松みゆきとキスはしていないと思えるわけです。

じゃあ、「・・・」のセリフは何だったのか?ってことになるんだけど、僕の考えでは、若松みゆきは真人の唇の近くまで寄せて、触れないくらいのギリギリのところで止めたんじゃないかと。
真人は、若松みゆきの吐く息を唇に受けながら、理性が弾け飛ぶギリギリのところで踏みとどまっている状態だったため、「キスの振りとはいえ、なんでこんな近くまで唇を寄せてくるんだ?」って思っている状態だったんだと。

まぁ、あれだよなぁって思うんですよ。
みゆきは、最終回まで「究極の寸止め作品」だと思うんで、そう考えるとキスはしていないって考えるのが妥当なんじゃないかと。

ちなみに、矢内清美の結婚式の話しは、僕の中ではみゆきの中でトップ3に入るくらいに好きな話しです。
玄関で、結婚式に出かける真人を赤ちゃんを抱いた若松みゆきが見送るシーンが最高です。

あと、気になるのは12巻に入っている話しで、若松みゆきがサマーセーターを編んでいる途中で真人の首に後ろから抱きついて何か言っているシーンがあるんですよ。

そうすると、真人が「早すぎるような気もする」って言うんだよね。しかも暗い表情で。
あれって、なんて言ったんだろうって昔から気になっているんです。

僕は「みゆきは、もう少しお兄ちゃんの妹でいたい」って言ったんじゃないかと思うんだけど。
なんでかっていうと、結婚できなくても妹として見てもらえるのであればそれでもかまわない、真人の傍にずっといたい、って気持ちからこういう事を言ったんじゃないかなって。
それは、遠回しに真人とずっと一緒にいたいっていう、若松みゆきが初めて言った本心だったんじゃないかなって思うんですよ。

結局のところ、若松みゆきがどういう立場だったのかっていうのは、最終回で竜一の母親が重要なことを言ってくれます。。
「みゆきちゃんは、最初から血のつながらない兄妹だってことを知っていたんだね」って。
それで、このことを踏まえて若松みゆきの立場で第1話から読み返してみると、「みゆき」と言う作品は全く違う印象をもちます。

そもそも、「みゆき」は若松真人の視点で物語が進んでいくんだけど、話しの中核は、若松みゆきが血のつながらない兄妹だということを知っているのかどうかということなんだと思うんだよね。

若松みゆきが真人のことを好きなのは、物語を通して様々なかたちで現れているので、このことが物語の中心ではないってことは初期の段階でわかるんですよ。。
これって、きまオレやめぞんと決定的に違う点だと思ってます。

まどかが恭介のことを好きなのに、ひかるちゃんの手前、一歩下がった立場にいたり、響子さんが総一郎さんとの結婚時代のことを考えて五代君の気持ちに答えるのに躊躇していたのとは違うんじゃないかと。

まどかや響子さんは自分が相手の気持ちに応えれば、一緒になれるということを知った上で、身を引いていたと言えると思うんだけど、若松みゆきの場合、真人が血のつながらない兄妹だと知った上で自分を妹として見るために距離を取っていると考えていたと思われるんですよ。

なので、若松みゆきは、結婚だってできる兄妹の関係で、自分は真人と結婚して一緒にいたいということをアピールし続けてきたと考えられるんじゃないかと。
でも、真人は鹿島みゆきと付き合っていて別れる気配は無いし、むしろ、どんどん関係が深まっていくように感じられるわけで。

最終巻の話しの中で、若松みゆきが真人の部屋にあった野球のバットを見て、子供の頃に二人で野球で遊んだことを思い出して、物思いに耽るシーンがあるんだけど、この時の気持ちって「結婚なんてできなくていいから、二人でずっと一緒に暮らしていたい」って感じだったんじゃないかと。

若松みゆきの方から真人に「結婚したい」って言い出せなかったのは、真人が兄妹の関係を保ちながら幸せになりたいと考えていると思ったからだと思うんですよ。
これは、最終回で竜一が言っていた「若松みゆきの願いは、若松真人の幸せ」って台詞でわかります。

だからこそ、最後に真人のほうから若松みゆきに告白することの重要さがわかるんです。
物語を通して、若松みゆきが待ち望んでいたのが真人からの告白だったから。

でまぁ、ちょっと前に出版されたあだち充本ってのを買って読んだら、あだち充先生自身、みゆきの最終回に描いた幼少期から大人になるまでのコマの絵が好きだって言っていたんだよ。
あだち充先生も、この漫画は若松みゆきが望んだ結末を迎える漫画なんだって考えていたんだなぁって思いましたね。
このあだち充本は大変素晴らしい本なので、中学校の国語の時間で読むべきだと思います。

あだち充本.jpg

この前、写真を掲載できなかったみゆきのCDがこれです。

みゆきのLovely コレクション (1).jpg

ヴァージンVSの曲やテレビのOPバージョンも入っているからね。

みゆきのLovely コレクション (2).jpg

みゆきのLovely コレクション (3).jpg

で、このCDを探していたら、こんなカセットテープが出てきた。

ストップひばりくん (1).jpg

みゆきも好きだったけど、ひばりくんも好きだったんだよねぇ。
僕的にはアニメ版の声も良かった。

ちなみに、このテープに入っていたのはBASICマガジンに掲載されていたX1Cs用の読者投稿ゲームでした。

ストップひばりくん (2).jpg

今月の初旬に出張があって地方都市に行ったんですよ。
で、以前に同じ職場だった友人の鳥川さん(仮名)と飲んだときに、ストップひばりくんの話しになって、なんか、やっと時代がひばりくんに追いついたって感じだよねって感想になりました。
今どきのニューハーフって、本当にひばりくんと同じようだもんねぇ。

あと、みゆきフィーバーが続いている僕ですが、同時にうる星やつらフィーバーも続いています。

先月、隣の隣の隣の市に期間限定でうる星やつのショップができたって聞いて、いてもたってもいられず、愛車である連邦の白い悪魔(別名オーリス)に載って、行って来ましたよ。

うる星やつらショップ (2).jpg

ショップに行ったら僕みたいな50代のオジサンばかりなんじゃないかと思っていたんだけど、意外にも10代っぽい女の子のグループや、幼稚園くらいの子供を連れた30代くらいの女性が居て驚いてしまいました。

うる星やつらショップ (3).jpg

それで、若い子や親子連れの邪魔をしては悪いなって思って、売り場をコソコソと見て回っていたら、同じように動いている同世代だと思われるオバサンがいて、なんともいえない気持ちになりました。
なんてゆーか、お互いにがんばろーねって気持ちですかね。

ベストヒットUSAにAJRが出ていて、これも良かった。
ちょっと前から気にはなっていたんだよね。
ポストマローンやウィークエンドもいいけど、僕としてはAJRの曲みたいなのがしっくりきます。


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