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みゆき その1 [レトロゲーム]

GWに実家に帰省して、久しぶりに電影少女のコミックを読みました。
電影少女は好きな漫画の一つなんだけど、10年に1度くらいのペースで「読みたい」の波が来るんですよ。
で、電影少女を読むと、必ず「みゆきが読みたい」の波が次に来ます。
これは、電影少女のヒロインのアイちゃんが「妹だからしょうがない」みたいなことを度々言うからなんです。
本当は主人公の洋太の事が好きなのに我慢して明るく振る舞ったりして、洋太もアイちゃんの事が好きだということから気を逸らすようにするという、この身の悶える展開を見ていると、その原点となったみゆきを読まずにはいられなくなってしまうということです。

で、みゆきを読み始めると、だいたい半年くらいは「みゆきフィーバー」みたいなのが続いて、やっと落ち着くって感じなんですな。
そんなわけで、また10年振りに「みゆきフィーバー」が始まったってわけです。

みゆきはね、僕の中では、うる星やつらに匹敵するナンバーワン漫画です。
読み返した回数も、かるく4桁はいっていると思うんだよね。
そもそもは、友人の臼杵くん(仮名)が、みゆきの大ファンで、毎週、少年ビッグコミックを読んでいたんで知りました。

最初の頃は、僕的には少年ビックコミックで1番好きだったのはエスパー魔美で、パーマンやバケルくんを描いている藤子F先生にしては、大人っぽくて、ちょっとエッチなところが最高で、魔美中心で読んでいました。
でまぁ、他の作品、例えばエリア88とか結婚ゲームとかと一緒にみゆきも読んでいたんだけど、徐々にみゆきに惹かれるようになって、アニメが放送している頃には、みゆきにドップリと浸かっていました。

あだち先生の漫画は、ナインとか陽当たり良好とかをみゆきの前に読んでいたんで、知らなかったわけじゃないんだけどね。
ナインのアニメなんかは日生ファミリースペシャルで放送したから、結構、みんな知っているし。

みゆきの連載時は中学生だった僕は、友達の蒲島君(仮名)と近宮君(仮名)とサンマ(3人麻雀)をしながら、よく、みゆきの感想を話し合っていました。

近宮君(仮名)は鹿島みゆき派だったから最終回の感想で「突然、勇ちゃんの結婚式で真人に振られたのが可哀想」って言っていたんだよね。
僕は若松みゆき派だったから、その点についてはあまり気にしなくて、そういう感想もあるんだなって思いました。

当時の僕の感想はというと、最終回で、親族控室の前を通った鹿島みゆきが偶然にも2人が血のつながらない兄妹だってことを知って、その瞬間に自分は振られるってことに気付いたと、そう僕は解釈しました。
だから、真人がスピーチで「みゆきと離れたくない」って言った瞬間の鹿島みゆきの表情が哀しみの表情じゃなくて「遂にその事に気付いてしまったんだ」っていう諦めの表情(僕にはそう見える)をしているんだと思ったわけです。

でまぁ、僕と近宮君(仮名)が若松みゆき派と鹿島みゆき派に分かれてあーだこーだ話していると、蒲島君(仮名)が「恋愛というのは、常に誰かを傷付けて成り立つものなんだよ」って言い始めて、ちょっとビックリしてしまいました。
中学生の僕にはそんな考えは思いつかなかったわけで。

みゆきって、妹系マンガの金字塔と言われるほどの作品なんで、僕なんかは妹系マンガと言えば真っ先にみゆきを思い出すんだけど、当時、蒲島君(仮名)に妹系マンガで好きなのって何?って尋ねたら「ピンクのカーテン」って言っていたんだよね。
正直言って、僕はピンクのカーテンはジョージ秋山が描いているってことくらいしかわからなかったから、どんな漫画なのか知らなかったけど、でも、中学生が読んで好きになる漫画じゃねーよなぁくらいにはわかってました。

今にして思えば、蒲島君(仮名)は見た目は中学生だったけど中身は50代のオッサンみたいな人でした。
そんな蒲島君(仮名)は今では設備会社の社長をやっていて、年に1回は一緒に飲む友達関係が続いています。
(もし失業したら蒲島君(仮名)の会社で雇ってもらおうとか考えているのは秘密です)
そうそう、蒲島君(仮名)は、好きな女性はシルビアクリステルって中学の頃から言っていて、実際に結婚した相手は外人でしたよ。
有言実行の男です。
近宮君(仮名)は20代の頃に会ったきりだけど、蒲島君(仮名)から彼の近況を聞いたりしていて、今なお独身という。
鹿島みゆきみたいな女性がいいって言っていたけど、まぁねぇ、あれは漫画の中の話だからさぁ。

今回、10年ぶりにみゆきを読んで、半世紀生きてきた今の僕の感想は、主に鹿島みゆきと勇ちゃんについての感想となります。

鹿島みゆきはおそらく、真人の妹が若松みゆきだということがわかった時点で、2人が惹かれあっているっていうことに気付いたんだと思います。
でも、真人のことが好きで、どうしても離れることができないと思って、高校も大学も同じところにして、なんとか真人の側に居ようとしたんじゃないかなって思うんです。

物語の終盤で出てくる勇ちゃんは、真人と若松みゆきの間にどうしたら自分が入り込めるかって考えた時に、結婚式まで自分のペースで進めるっていう強引な手法を取ったけど、それは勇ちゃんの望んでいた形では無かったんだと思います。
鹿島みゆきを見て、側にいるだけでは2人の間には入り込むことができないって、すぐにわかって、それで、あんな強引な形に持っていたんだと。

人生、いろいろと経験してくると、作品に対する感想というか、見方が変わってくるもんだなぁってことをヒシヒシと感じますね。

アニメ化された際に流れたH2Oの想い出がいっぱいもいい曲でした。
小遣いを貯めて、H2Oのアルバムを買って、ハーモニカで曲を練習しましたね。
なんでハーモニカかっていうと、当時はまだギターが弾けなかったからなんだけど。

これが、H2OのLPです。

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何年か前にH2Oがテレビに出ているのを観て、CDが欲しくなって、CDも購入してしまいました。
(それまでは、みゆきのCDに入っていたのを聴いてたんですよ)

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LPを買った当時は、アニメのOP曲だった10%の雨予報が、アニメではサビの部分で「みゆき?」って歌っているのに、アルバムでは「エブリデイ」って歌っているのを聴いて、アニメ版も収録して欲しいなぁって思いましたね。

でまぁ、アニメ版みゆきのアルバムを買うしかないかぁってことで買いに行ったら、MSX用のみゆきのゲームが付いていたんでビックリしました。

どんな風に付いていたかっていうと、レコードに入っている音声をデータレコーダで収録してMSXに読み込ませると遊べるよ、っていう感じのものです。

これが、みゆきのLPレコードです。

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ゲームは「二人のみゆきDOORSゲーム」というやつで、パッと見ただけではどうプレイすればいいのかわからないものです。
あと、コンピュータグラフィックスも入っていました。

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で、ピーガー音をテープに録音してデータレコーダに読み込ませて遊んでみたんだけど、まぁ、なんてゆーか、こんなもんかなって。

このゲームとCGなんだけど、後からMSXマガジンにプログラムリストが掲載されたような気がするんだよね。

ただ、このアルバムってすごく良くできているんですよ。
ミニドラマが収録されていて、それがラジオドラマみたいで、目を閉じて聴いているとみゆきの映像が鮮明に出てくるようでした。

アルバムは後にCDでも発売されて、LPだとさすがに扱いづらいということで、CDでも購入しました。
ただ、CD版にはMSXのゲームは含まれていなくて、そこんとこが残念だなぁって。

これがCD版です。

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あと、アルバムの中の「夢のラジオシティ」って曲がヴァージンVSなんです。
そう!
僕の中では、うる星やつらの曲の中でも好きな曲の上位にある星空サイクリングの歌手です。

そうそう、当時、「みゆき THE 勝負師」というタイトルのゲームもあったんです。

内容はトランプを使った野球拳ゲームみたいなものらしくて、これはMSXマガジンに付いてきたソフウェアカタログで知ったので実物は見たことないんだけど、CGが若松みゆきみたいな感じなんだよね。

MSXマガジン1月号付録 MSXソフトカタログ (1).jpg

MSXマガジン1月号付録 MSXソフトカタログ (拡大).jpg

中学の頃はショートカットの女の子が好きで、アイドルも原田知世ちゃんが好きだったのは若松みゆきが好きだったのと関係があると思います。

いつの頃からロングヘアの女性が好きになったんだろう?
めぞんの響子さんやきまオレのまどかあたりからかもしれないなぁ…
その頃は、こずえちゃんやひかるちゃんは好みのタイプでは無かったから。

アニメ版みゆきは第3巻に出てくる、みゆきが父親と一緒に海外にまた行ってしまったと真人が勘違いする話しで終わっているんで、やはり最終回までアニメで観たかったっていうのはあります。

昨年、うる星やつらがリメイクしたわけだから、是非とも、みゆきもリメイクして最終回までアニメでやって欲しいなぁ。

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