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スター・ジャッカーその1 [レトロゲーム]

今日、NHK教育で、以前に放映していたYOUの再放送をしていました。
1984年6月9日に放送されたやつで、糸井重里さんや坂本龍一さんなど、今では大御所の有名人の若かりし頃がたくさん出ていました。

当時は僕も中学生で、YOUはたまに観ていましたね。
オープニングの音楽と大友克洋さんのイラストが強く印象に残っていました。

で、観終わった後で1984年の頃って僕は何をしていかなぁとか考えてました。
まぁ、パソコンでゲームやったりテレビ観たりラジカセで音楽を聴いたりと、今と変わらない生活だったんですがね。

当時、ギターとかキーボードでの演奏に興味を持って、好きな音楽の演奏を始めたいなと思っていたんです。
でも、キーボードは高くて買えないんで、家にあったフォークギターで練習を始めたわけです。
フォークギターの弦って鉄だから、うまく押さえられるようになるまで指先が痛くて、当時、部活で剣道部に入っていた僕は指先の痛みで竹刀が上手く握れない期間がありました。
(それほど上手いわけではなかったので、握れていないのがバレることはありませんでしたが)

それで、ギターで練習していた曲は、当時買っていた学研のアニメディアに付録で付いてきたアニソンの楽譜に載っていた曲です。
メロディとコードが載っていたので、ギターで弾いて歌うことができました。

1984年のアニメディア4月号についてきた楽譜付きのソングブックの表紙です。
ゴーグ、メモル、エルガイム、ウイングマン、カトリ、ケニヤ、綿の国星、これらが新番組だったり、当時、上映された映画だったんです。

ソングブック1984年4月(0).JPG

ゴーグは安彦良和さん初のテレビシーズ監督作品で、しかも最初で最後のテレビシリーズなんですよね。
僕の中では、安彦作品の中ではゴーグが最高傑作だと思っています。

めくると、1983年のアニメ主題歌売り上げベスト10が載っています。
どんなデータを元にしてベスト10が決まったのかは全然わかりませんが、ともかくなんとなく納得できる10曲ですね。
個人的には、パーマンはエンディング曲の方がアップテンポでノリが良くてバンド演奏向きなので、そちらの方が好きなんですが、三輪さんの声のファンなのでこれでもOKです。

ソングブック1984年4月(1).jpg

最初は映画の楽譜です。
超人ロックの星のストレンジャーは名曲中の名曲です。
最近、ブルーレイで超人ロックの映画が再販されたので、とりあえず購入しました。
パッケージです。

超人ロックDVD (1).jpg

超人ロックDVD (2).jpg

超人ロックDVD (3).jpg

もう35年以上も前になるんですね。
ロックはしばらくコミックを買っていたんですが、途中から買わなくなってしまいました。
完結したら全巻セットで買おうかなぁと考えています。

ページをめくっていくと、春の新番組のテレビアニメの楽譜となります。
どれもこれも名曲なんですが、僕的にはウイングマンのWing LoveとスターザンSの恋する気持ちはドーナツの中、ガルビオンのLONLY CHASERが特にいいですね。
ちなみに、スターザンSは「スターザンス」と読みます。

ソングブック1984年4月(2).jpg

各楽譜には、歌手からのワンポイントアドバイスが載っています。
例えば、エルガイムだとMIOさんのアドバイスです。

MIO(1).jpg

あと、ページの下の方には小ネタが載っていました。
エルガイムのページ下に載っていた小ネタはこんな感じです。
MIOさんの歌唱力は本物ですからね。

MIO(2).jpg

GU-GUガンモのページの下には歌っていたスージー松原さん(あの松原ミキさん!)の名前の由来が載っていました。

guguガンモ.jpg

真夜中のドアとかすごく好きでしたねぇ。

最後のページには、劇場版LPレコードに付いていた得点ポスターが掲載されています。

ソングブック1984年4月(3).jpg

1984年11月号には秋の新番組の楽譜付きのソングブックが付録として付いてきました。
これまた、歴史に残る名作揃いなので名曲ばかりです。
表紙にあるのはガリアン、メカドック、キャッツアイ、ビスマルク、ふたり鷹です。

ソングブック1984年11月(1).JPG

表紙をめくると、またしても何のデータを元にしたのかわからない1984年上半期LPのベスト10です。
こうして見るとナウシカとうる星やつらは、やっぱり強かったんですね。
アニメディアは学研が出版していたので、小学館のうる星やつらと徳間書店のナウシカとは関係ないから、編集部の率直な意見なんでしょう。

ソングブック1984年11月(2).jpg

目次を見ると、今でもよく耳にする曲ばかりです。
僕としては、メカドックのよろしくチューニング、ガリアンの星の一秒、名探偵ホームズの空からこぼれたStory、あとコアラボーイコッキイの曲が一押しです。

よく見ると名探偵ホームズの空からこぼれたStoryとテムズ河のDanceに(仮)が付いています。
この時点では、曲名が決まっていなかったのかな?
歌っていたのはダ・カーポで、すごくイイ声でした。

最後のページには1984年上半期のシングルレコードのベスト12です。
なんでシングルレコードはベスト12なんだろう、ってのは置いておいて。
この中での僕の一番のお気に入りはパジャマ・じゃまだですね。
ポップでキュートで気分が明るくなれる曲です。

ソングブック1984年11月(3).jpg

あと、シュガーが歌ったサーカスゲーム、Hello,VIFAMもいいですよ。
伊賀野カバ丸はいとこのお姉さんがコミックスを持っていて、よく借りて読んでいました。
(あとアラミス78とか)
アニメだけじゃなくて、確か実写で映画化されたんじゃなかったかな。
まぁそもそも、タイトルが有名な忍者漫画のパロディだということを令和の時代に知っているのはアラフィフ以上だと思うんですがね。

でまぁ、そんな1984年に僕がギターでアニソンを一生懸命練習していた頃、友人の臼杵くん(仮名)がセガのSC-3000を購入して遊んでいたゲームがスター・ジャッカーでした。

これはゲーセンにもあったような気がするんですが、僕が初めてプレイしたのはSC-3000版でした。

パッケージの表面です。
なんとなく小さなスターデストロイヤーっぽいイラストが描かれています。

スター・ジャッカー SC-1000/SC-3000用(ロムカセット版)(1).JPG

パッケージの裏面です。
日本語と英語の説明が記載されているのがカッコイイと感じたのを覚えています。
そして、小さく青い字で、パッケージのイラストと商品とは異なる点があります、と記載されています。
まぁ、そんなことを言われなくてもわかっていましたがね。

スター・ジャッカー SC-1000/SC-3000用(ロムカセット版)(2).JPG

カートリッジです。

スター・ジャッカー SC-1000/SC-3000用(ロムカセット版)(3).JPG

マニュアルです。

スター・ジャッカー SC-1000/SC-3000用(ロムカセット版)(4).JPG

スター・ジャッカー SC-1000/SC-3000用(ロムカセット版)(5).JPG

SC-3000用のジョイスティックを持っていなかったので、キーボードで操作していました。
臼杵くん(仮名)の家でかなり遊ばせてもらいましたね。
BGMはもの悲しい感じで、今でもメロディを口ずさむことができます。

YOUの話しに戻りますが、80年代というのはいろんなものが世の中に出てきたのと同時に、これからどうしていいのかわからず閉塞感を感じていた時代でもあったんですね。
当時のパソコン、ゲーム、アニメ、音楽を見ると、新しいものが溢れ出ていて輝いていたように思えるんだけど、当時は新しいものを生み出すにはどうしたらいいのかって悩んでいたというのが驚きです。

令和版YOUみたいな番組を観てみたい気持ちですよ。
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